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充電しながらHDMI出力できて、ヘッドホン端子もある。しかもケーブルレス。
iPadとEpsonプロジェクターをつなぐために買ったら、寝室の使い勝手がガラッと変わりました。PD充電 + HDMI出力 + USB-A + 3.5mmジャック、これだけのポートがケーブルなし・4ポートのドングル型に収まっています。
2019年6月に¥5,741で購入して今も現役で使っています。良かった点も、デメリットも、両方書きます。
このSatechi USB-C ハブで何ができるか — スペックを先に確認したい人へ
ポート構成と基本スペック
| ポート | 仕様 |
|---|---|
| USB-C PD充電 | 最大18W出力(パススルー充電) |
| HDMI出力 | 最大4K / 30Hz(60Hz非対応) |
| USB 3.0 Type-A | 最大5Gbps |
| 3.5mm ヘッドホン・マイクジャック | 有線イヤホン・ヘッドセット対応 |
| 接続方式 | ケーブルレス(ドングル型) |
| 素材 | アルミニウム合金 |
| 型番 | ST-TCMPHM / ASIN: B07K6YFW7X |
| 購入時価格 | ¥5,741(2019年6月)/ 現在の価格は [要確認] |
HDMI出力が4K 30Hzなのは頭に入れておいてほしいです。プロジェクターや動画視聴なら気にならないですが、映像編集やゲームには向かないです。
対応機種
iPad Pro(USB-C搭載)、MacBook Pro / MacBook Air(USB-C搭載)、Microsoft Surface Goで動作確認されています。SDカードスロットは非搭載で、Thunderboltも非対応です。SD読み込みが必要な人はSatechiのV3など別モデルの方が合っています。
なぜこれを買ったか — iPad + プロジェクター接続が目的だった
寝室にEpsonプロジェクターがあって、iPadを繋ぎたかった
寝室にEpsonのプロジェクターがあります。iPadをHDMIで接続しながら充電も同時にしたかった。
iPad ProはUSB-Cポートが1つしかありません。充電か映像出力か、どちらかを選ぶしかない状態でした。「充電しながらHDMI出力できるハブ」を探したのが買った理由です。
当時、ベッドサイドで邪魔にならないサイズ感で、ケーブルレスで使えるものはこれ一択でした。比較候補があって選んだわけではなく、条件を絞ったらこれしか残らなかった、という流れです。2019年なので今ほど選択肢も多くなかったこともあります。
iPad Proにイヤホンジャックがないことへの対処でもあった
iPad ProはUSB-Cのみで、有線イヤホンをそのまま挿す口がありません。
プロジェクターで映像を映しながら、有線イヤホンで音を聴く。それを充電しながらやりたい。この3つを同時に満たすには、3.5mmジャック搭載のUSB-Cハブが必要でした。
他のハブを調べると、ヘッドホン端子を搭載しているモデルが思ったより少ないです。競合の上位モデルは「デスク作業向けの多ポート構成」で、3.5mmジャックは後回しにされがちなんですよね。Satechiのこのモデルはそこを搭載していたのが決め手のひとつでした。
実際に使ってみて良かった点 — 接続するだけで映像が映る
ケーブルレスが想像以上だった
HDMIケーブルと充電ケーブルは、ハブ側にあらかじめ刺しっぱなしにしておきます。あとはiPadのUSB-Cポートにハブをポンと差し込むだけ。それだけでプロジェクターに映像が映ります。
これが思っていた以上に楽でした。「ケーブルを探す」「どっちがどっちか確認する」という手間がゼロです。寝る前にサッと差してプロジェクターオン、それだけです。
ハブ本体がコンパクトなので、サイドボードに置いてあります。ウチのサイドボードに小さい磁石ボードがあるんですが、そこにペタッとくっつく。夜「ハブどこだっけ」と探すことがなくなりました。
「ケーブルが絡まらない」という話だけではなくて、「接続の動作がシンプルになる」ことが一番効いていると今は思っています。
コンパクト × アルミボディで寝室に馴染む
iPad Proと同じスペースグレイのアルミボディです。サイドボードの上に置いても、チープな見た目にならないのが気に入っています。
プラスチック製の安いハブだと、デスク以外の場所に置くと少し浮いてしまう場合があります。寝室やリビングに置くならアルミボディの方が馴染みがよかったです。毎日目に入るものなので、ここは正解でした。
iPad + Epsonプロジェクター接続は設定いらずで動いた
プロジェクターにHDMIで繋いだとき、特に設定を変えることなく映りました。iPad側で何か許可したり、ドライバを入れたりということがなかったです。
プロジェクターのネイティブ解像度はFHD(1080p)なので、4K/30Hzの上限に引っかかることもありません。読書メモをプロジェクターで大きく映しながら寝る、という使い方をしています。この用途では30Hzで何も不満はありません。
気になるのは1点だけ。ポートの緩み
本体後部が重くてUSB-Cポートが緩くなる
ハブ本体はドングル型なので、iPadのUSB-Cポートに刺さった状態で宙に浮きます。後部にHDMIポートと充電ポートがあり、そちら側が重いです。重心が外側にかかるので、USB-Cの接続部分に負荷がかかります。
使っているうちにポートの差し込みが少し緩くなりました。ケーブルが引っ張られた拍子に外れたことも数回あります。「勢いで外れた」という感じです。突然プロジェクターの映像が消えるのは地味にストレスでした。
対処法としては「ハブを下から支えるように置く」か「ケーブルが引っ張られない向きにiPadを配置する」くらいしかないです。根本的な解決策はないです。ポートの緩みが気になりそうな人には、別のモデルを検討する価値があります。
4K 30Hzと18Wの制限
映像編集や外部モニターをメイン作業ディスプレイにしたい人には30Hzは物足りないと思います。マウスカーソルを素早く動かすデスクワークや動画編集では、60Hzに比べてカクつきを感じることがあります。プロジェクターや動画視聴用途なら気にならないレベルです。
PD充電は最大18Wです。iPad Pro(通常18W以下)の充電には十分ですが、MacBook Proを急速充電したい場合は18Wでは足りません。充電自体はされますが、ゆっくりです。
AnkerじゃなくてSatechiを選んだ理由
Ankerの主要モデルと比べると価格差がはっきりします。
| 製品 | 価格目安 | ポート数 | ケーブルレス | ヘッドホン端子 | 4K対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| Satechi Type-C モバイル Proハブ | ¥5,741(購入時)/ 現在は [要確認] | 4 | あり | あり | 30Hz |
| Anker USB-C ハブ (5-in-1) | ¥2,790~ | 5 | なし | なし | 30Hz |
| Anker USB-C ハブ (7-in-1) | ¥4,990~ | 7 | なし | なし | 60Hz |
| Anker USB-C ハブ (10-in-1) | ¥5,990~ | 10 | なし | なし | 60Hz |
Anker価格は調査時点(2026年4月)。最新価格は [要確認]
Ankerはポート数と価格のバランスが強いです。¥2,790で5ポート、¥5,990で10ポートです。ポート数だけ見るとSatechiは明らかに少ない。
SatechiはAnkerにない組み合わせを持っています。ケーブルレス設計 + アルミボディ + ヘッドホン端子。Ankerはほぼ全モデルがケーブル接続型で、ヘッドホン端子も基本的に搭載していません。
デスクに固定して使う、ポート数が必要、SDカードスロットが要る、という人にはAnkerの方が向いています。ケーブルを少なくしたい、iPad Proに有線イヤホンを挿したい、ベッドサイドやリビングに置く、という人にはSatechiが刺さります。
こんな人には向いている / これを買うべきでない人
向いている人
- 寝室・リビング・ベッドサイドなど「デスクでない場所」でiPadを使う人
- ケーブルを極力減らして、接続をシンプルにしたい人
- iPad ProやiPad Airにヘッドホン端子がほしい人
- プロジェクターへのHDMI接続が目的の人
- ¥5,000〜¥8,000の価格帯で検討している人
向いていない人
- SDカードスロットが必要な人(Satechi V3や多ポートモデルを選ぶといいです)
- 4K 60Hzが必要な映像クリエイターやゲーマー
- MacBook Proの急速充電も同時にしたい人(18Wでは不足します)
- USB-Aポートを複数使いたい人(本機は1ポートのみ)
- デスクに固定して使う予定でケーブルが出ていても気にならない人(→ Ankerのほうがコスパで上です)
よくある質問
Q. iPad ProのUSB-Cポートに挿して充電しながらHDMI出力は同時にできますか?
できます。PD 18W充電とHDMI出力の同時動作に対応しています。MacBook Proを使っている場合、18Wの充電能力はMacBook Proの急速充電(最低45W〜)には届かないため、充電は遅くなります。iPadへの充電用途では十分です。
Q. 4K 30Hzと4K 60Hzの違いは普段使いで気になるレベルですか?
用途によります。プロジェクターへの接続や映画・動画視聴なら30Hzで実用上まったく問題を感じません。マウスを素早く動かすデスクワークや動画編集では、60Hzに比べてカクつきを感じる可能性があります。
Q. 現在もAmazonで購入できますか?廃番になっていませんか?
[要確認] です。Satechi公式サイトの現行製品一覧にこのモデルが掲載されていないことを確認しています。ASIN B07K6YFW7Xで検索して在庫状況を確認してください。在庫がない場合は後継にあたるSatechi Pro Hub SlimやSatechi V3を検討してみてください。
まとめ — 「iPad + プロジェクター接続」という用途なら、今でも選ぶ
2019年から使い続けて、ケーブルレスの設計とヘッドホン端子の組み合わせは今でも気に入っています。USB-Cポートの緩みは正直に言うとデメリットですが、ベッドサイドでの使い勝手はこれ以外に同じことができるものをまだ見つけていません。
「MacBook Proのデスクワーク向けにフル機能のハブが欲しい」という人には向いていません。「iPadでプロジェクターや大画面に映像を出しながら充電したい、有線イヤホンも使いたい、ケーブルをなるべく減らしたい」という条件が重なるなら、この製品は今でも選択肢に入ります。
この記事を書いた人
Mono — ガジェット好きの会社員。年間20点以上のガジェットを実際に購入・使用してレビュー。iPad周辺機器とデスク・寝室環境の整備に詳しい。

